世界一罹患率の高い病気 歯周病☆ ~メインテナンス編 その2~

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の勝沼隆之です。

 

令和元年、7月に入りましたね。

2019年もあっという間に後半に突入しました。

 

毎年のように公言しておりますが、私は夏が大好きです。

今年の夏はどうなるでしょうか?

昨年同様、酷暑になるのでしょうか。

 

さて、本題に入っていきます。

 

前回からメインテナンス編に突入しました。

勝沼歯科医院では、約30年前より“予防歯科”を重要視し、治療が終わった後の定期的なメインテナンスへの受診を推進してきました。

その結果現在では沢山の患者さんがメインテナンスに受診していただいており、メインテナンスを希望される患者さんも年々増え続けております。

 

ではなぜメインテナンスへの受診が必要なのでしょうか?

 

 

前回お話させていただきました通り、

むし歯も歯周病も「一度完璧に治しても、二度目がくる」病気です。

そして、これらの病気はまぐれでなる病気でもなければ、

「歯が弱い」や「歯ぐきが弱い」人がいて、そういう一定の人がなる病気でもありません。

ましてや、加齢と共に必ずなる病気でもありません。

 

むし歯でも歯周病でも、

その病気になる条件が揃った時に、なるべくして発症するのです。

 

そう考えますと、一度むし歯や歯周病になったということは、

これまでの生活習慣や環境の中に、その条件が揃うだけの要素があったともいえます。

 

それは、育児や仕事などで忙しく、その一定の期間だけが条件の揃いやすい環境だった場合もあれば、知らず知らずのうちに慢性的に条件が揃いやすい生活を続けている場合もあるでしょう。

いずれにしましても条件が揃えば病気になるし、

逆に必要な条件さえ揃えさせなければ、これらの病気は起こり得ない 

ということでもあります。

 

条件を揃えさせない

もしくは揃いかけているものを断ち切るために、

定期的なメインテナンスへの受診は絶大な効果を発揮するのです。

 

例えば、ある部分に磨き残しがありそこにプラークが蓄積していたとしても、

メインテナンスを受診すればプラークの蓄積をそこで断ち切ることができ、リセットすることが出来ます。

 

そして、日々の忙しい生活の中では中々自身の歯のことにまでは意識が向けられない状況にある方もいらっしゃるでしょう。

そんな方でも、メインテナンスに通うことで少なくともその瞬間は自分の口のこと、歯のことに意識が向くようになります。

 

とても小さなことのように思えますが・・・

 

治療後、1年、2年、3年、、、、、10年

その間、歯に意識がいかず、歯磨きはしているけれども毎回同じところに磨き残しがあるままの状態

3ヶ月に1度でも自身の歯に、体に、意識を向け、

少なくとも3ヶ月に1度はプラークをゼロにしていた状態

 

どちらが歯を守れそうでしょうか?

 

事実、様々な研究からメインテナンスに通っている患者さんとそうでない患者さんとを比較すると、将来的に歯を失う本数に大きな差がでるということが証明されています。

 

この点だけを考えてみても、歯を守るためにメインテナンスはとても有効だといえます。

 

 

では、メインテナンスにさえ通えば、全てOKなのか?

 

次回はそんなことについてお話させていただけたらと思います☆

 

ご自身の歯を守っていきたい

将来も自分の歯で生活していたい

 

そんな想いがある方には、是非メインテナンスへの受診をお勧めします。

なにか質問がある方はお気軽にご連絡くださいね!

 

よろしくお願いいたします。