歯と歯の磨き方について

みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の増田です。

みなさんは歯磨きの際、歯ブラシ以外の補助的清掃用具を使って歯を清掃することはありますか?

歯ブラシ以外の「補助的清掃用具」とは具体的に何かと言うと、
①デンタルフロス
②糸ようじ(取っ手のついた物)
③歯間ブラシ
のような、主に歯と歯の間を清掃する器具のことを指します。

①②の清掃用具は、歯と歯の間が狭く、歯同士がぴったりと密着している場合に使用すると良いでしょう。

歯茎が下がって歯と歯の間が広くなったり、元々歯の本数が少なく隙間が開いている場合は、③歯間ブラシの使用をお勧めします。

では、なぜ私たちは、これらの補助的清掃用具の使用を勧めるのでしょうか。

「歯垢」や「プラーク」と呼ばれる磨き残しが、48時間以上口の中に残っていると、ばい菌が口の中でどんどん成長していきます。
その為、なるべく時間が経つ前に歯垢を取り除くことが、虫歯予防や歯周病予防に繋がるのです。

しかし、歯ブラシをよく当てているつもりでも、歯と歯の間の歯垢を歯ブラシだけで取り除くのは難しいことです。

歯科衛生士でのクリーニングの際、歯についた汚れを赤く染めて、鏡で確認をした経験はありませんか?

勝沼歯科医院で使用している染め出し剤は、新しい汚れは赤やピンク色に。
そして、古い汚れは青や紫に染まるようにできています。

古い汚れがどの部分に残りやすい傾向があるのか、自分の磨き方の癖を知ることが大切です。

一人一人、歯並びや歯の形など、お口の中の状態は異なります。

みなさんに合った磨き方を考えて、一緒にサポートしていくことが私たちの役目です。

日頃から磨きにくく困っている所や、現在使用している清掃用具が果たして自分に合っているのかなど、気になることはなんでもご相談ください。

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