手用スケーラー

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の増田です。

 

隆之先生のブログにもあったように、10月12日は院内勉強会が開かれました!

午前中は講義、午後は実技実習というスケジュールなのですが、ここでは実技実習で勉強した「手用スケーラーを用いた歯石除去」についてお話したいと思います。

 

手用スケーラーとは、先端に刃が付いた器具を歯の表面に押し当てて、擦りながら歯石を取る器具のことを言います。

手用スケーラーでの歯石除去を経験された事のある方はご存知かと思いますが、「カリカリ」と刃が歯に当たる音がする為、それが苦手だとおっしゃる方がいらっしゃいます。

それとは反対に、水が出たり、「キリキリ」という音が鳴る超音波スケーラーが苦手な方は、手用スケーラーの使用を希望される方もいらっしゃいます。

 

手用スケーラーを使用する為には、まず刃の付いている角度を覚えたり、スケーラーの握り方を覚えたりする所から始まります。

そして歯の部位によって、スケーラーの動かし方を変えたり、患者様の顔の角度を変えたりする事を細かく学んでいきま。

ここまでは、どの歯科衛生士学校でも必ず学ぶことです。

 

しかし、この手用スケーラーの動かし方には、学校で学ぶ以外にも様々な応用編があるのです。

それを約3ヶ月に1度、私たちは福井先生から実技実習をふまえて学ばせていただいています。

正しくスケーラーの使用方法を学ぶには、模型上で実習するのではなく、スタッフ同士で患者役、術者役をそれぞれ行なう事が重要だと思います。

誤った操作を行なってしまうと、歯石を取り残してしまったり、歯の表面を傷つけてしまう可能性があるからです。

 

さきほど冒頭で挙げたように、あの手用スケーラーの擦れる音や振動が苦手だという方もいらっしゃいますが、手用スケーラーの使用を選択した方が、より歯石を除去できる場面が様々あります。

一人一人の患者様の口腔内に応じて使用する道具を選択していきますが、なにか苦手な歯科治療の器具があれば、スタッフへとお話ください。

 

福井先生の勉強会が終わると、早速診療でも実践し、活かすことができています!

いつも講義をして下さる福井先生にはとても感謝しております。

本当にありがとうございました(^^)!