虫歯の予防について(歯磨き編)

みなさんこんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼智彰です。
さて今回も虫歯予防についてです。
前回お話しした虫歯の予防の中でも最も重要な「歯磨き」について詳しく書かせていただきます。

まず、虫歯の直接的な原因になっているのが「プラーク」と呼ばれる細菌の塊です。
この「プラーク」が「糖をエネルギーにして」活動した結果「酸が産生」され歯が溶かされていきます。
ですのでまず考えるべきことはこのプラークをいかに除去するか。
そのためには普段行なう「歯磨き」がとても重要になります。
実はプラークは歯に付いてすぐに虫歯になるのではなく、歯に付いた状態で2日を超えると虫歯の原因になる事が分かっています。
ですので毎日歯磨きをしていれば虫歯にならないはず、、、ですが
この話を聞いて「私は毎日磨いてるけど虫歯になったことがある!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
毎日歯磨きをしていても虫歯になる原因それは「磨き残し」です。
磨き残しの状態が2日以上続いているとそこが虫歯になるリスクになります。
ですので歯磨きをする際には新しいプラークと古いプラークを見分けて、古いプラークのある部分を意識的に丁寧に磨いていただくことが重要になります。
新しいプラークとは歯に付いて時間が短いもので、古いプラークは歯に付いてからの時間が長く経過しているものです。
そんなのどうやって見分けるの?と思いますよね
そこで歯科医院の出番です。
勝沼歯科医院では検診の際にプラークの染め出しを行なっています。
この染め出し液により新しいプラークと古いプラークの色が変わりますので、そこで衛生士によって部位ごとのブラッシング指導が行われます。
歯の形、歯並び、歯の傾き具合、どの部位かなどにより適切な方法は異なります。
ですので虫歯予防のための効率的、かつ正しいブラッシング方法を身につけていただくためには定期検診を行う事をお薦めします!
ちなみにブラッシングは1日2回以上。特に寝る前には念入りに磨く事をお薦めします。
寝ている間は唾液の量が減少するため、口の中の環境も虫歯になりやすくなります。
ですので寝る前にはできる限り口の中のプラークを減らした状態にしておいていただく事が虫歯の予防につながります。
虫歯や歯周病の予防のためには毎日のブラッシングが極めて重要です。
そして正しいブラッシングを継続して行なっていくためには定期検診の受診!
この2つを実践していただけると虫歯のリスクはかなり減らせるのではないかと思います。
次回はまた別の視点から書かせていただきます!