慢性歯周炎と脳卒中

みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の橋本です。

みなさんは歯周病が全身の病気に関わってくるという話を聞いたことがありますか?

今回新たに、慢性歯周炎を脳卒中(ラクナ梗塞)と関連づける新たな研究が発表されました。
この脳血管疾患は虚血性脳卒中の約25%の原因になっています。
その中で歯周病と診断された人は、歯周炎がない人に比べて、ラクナ梗塞を発現するリスクが高いと観察され、
さらに歯周病が重症になる程、脳卒中の患者さんが統計的に高いそうです。

脳卒中の患者さんは、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、虚血性心疾患、喫煙習慣、アルコールの消費など、
その他の心血管疾患の有病率も高いことが示されました。

歯周炎は全身性炎症を引き起こし、その結果血管の健康に影響を及ぼす可能性があるということです。

歯周病にならないために、また、歯周病を重症化させないために、
日ごろから歯ブラシや歯間ブラシでのお手入れと、定期的に歯医者さんに通ってクリーニングする事が大切なんですね。
痛くないから大丈夫と思わずに定期的にプロに診てもらいましょう♪

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