学童期の口腔ケア

みなさん、こんにちは。勝沼歯科医院の渡邊です。

食欲の秋ですね(^_^)美味しいものを食べた後はしっかり歯磨きをしましょうね。

 

話はかわりますが、今回は6歳〜12歳の学童期の口腔ケアについてお話をさせてください。

学童期は乳歯(子どもの歯)が生えそろい、永久歯(おとなの歯)が生えてくる時期になります。

永久歯のヘの生え変わりは6歳頃から始まり、6〜7年かけて生えそろいます。

この時期は乳歯と永久歯が混在する為、歯磨きが難しく、磨き残しが多く見られます。

本人で磨いた後は、必ずご家族の方で仕上げ磨きをしてあげてください。

また、永久歯で1番初めに生えてくるのが『6歳臼歯』です。6歳臼歯とは、乳歯の一番後ろに生えてくる歯です。歯の中で1番噛む力が大きく、食事をするうえで、とても大切です。永久歯の歯並びの中心にもなります。

そんな大切な6歳臼歯ですが、むし歯になりやすい歯と言われています。

なぜむし歯になりやすいのでしょうか?

①生え始めは手前の乳歯のほうが背が高く、段差ができハブラシが届きにくい。

②噛み合わせの面が複雑で深いので、みがきにくく、むし歯になりやすい。

③1年以上上下の歯が咬み合うまでに時間がかかる為、汚れがたまりやすい。

④生えたての歯はとても未熟で抵抗力も弱い。

主にこれらの理由があげられます。

6歳臼歯を守るためには、念入りに歯磨きを行うことが大事になってきます。

生えたての6歳臼歯をしっかり磨くためには、ハブラシを真っ直ぐ入れただけではキレイになりません。

口を少し閉じぎみにしてハブラシを横から入れて磨くとハブラシが歯にしっかりあたります。

詳しくは、当院のスタッフにお声がけいただければ、一人ひとりに合った磨き方をお伝えできるかと思いますので、気軽になんでもお聞きください!

もうひとつ、この時期に注意していただきたいことがあります。

食事中は、よく噛んで食べるということです。

早食い、丸のみは肥満になりやすい食べ方で、こどもの時に肥満の場合、7割は大人になっても肥満のままと言われています。

食事中はしっかり噛んで食べることを意識させ、噛むことの大切さを伝えていきましょう。

砂糖を多く含む食品(ケーキ、チョコレート)や、口の中に長時間残る食べもの(アメ)、乳酸菌飲料やイオン飲料(スポーツ飲料)、ジュースなどの酸性飲料のだらだら飲みはむし歯になる危険性が高まりますので、時間をしっかり決めて食べるようにしましょう。

これらのことに注意して、むし歯にならないよう歯磨きを頑張りましょう!

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