子どもの口腔習癖

みなさん、こんにちは。勝沼歯科医院の渡辺です。

口腔の機能は、日頃あまり気にしていない人が多いですが、生きるために大切なことを行っています。例えば、発音、嚥下、呼吸、咀嚼などは、健康な身体を維持するために必須のものです。

また、無意識に行なっている癖が歯並びや、かみ合わせに影響してきます。

歯並びは唇、頬、舌などの筋力のバランスで成り立っています。歯はちょっとした力でも、繰り返し同じ力が加わることで少しずつ動いてしまうのです。

特に成長期のお子さんの場合、日頃の悪い癖が歯並びや、顎の発達に大きな影響を及ぼします。

もし、次にあげるような癖があったら注意が必要です。

①指しゃぶり

4歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合には注意が必要です。指を吸うことで、出っ歯、受け口、開口の原因になります。

②舌癖

上下の前歯に舌を押し当てる癖があると少しずつ前歯がかみ合わなくなり隙間ができてしまいます。

③唇をかんだり、吸う

唇をかんだり、吸う癖があると出っ歯や受け口になることがあります。

④爪をかむ

爪をかむ癖は、学童期に増加する癖です。歯並びへの影響としては叢生がみられることがあります。

 

このような癖がみられる場合はまずはお子さんに注意をして直す意識をもたせましょう!