歯周外科セミナーに参加してきました

勝沼歯科医院の勝沼智彰です。
先週の土曜日と日曜日に歯周外科のセミナー4日間コースの後半3、4日目に参加してきました!
歯周外科とは歯を支える組織である歯茎や骨に対して行う外科的な処置を言います。
適応症としては
通常の治療では器具がうまく届かない所へのアプローチ
歯茎の状態が歯ブラシの当てづらい状態になってしまっている所の環境の改善
被せ物をするのに必要な歯の高さが不足してしまっている場合
歯の根っこを覆っている歯茎が部分的に痩せてしまっている場合
などが挙げられます。

今回のセミナーでは様々な術式について適応症と術式についての講義があり
それを豚の顎の骨を使って実際に練習を行い
何度も繰り返し練習することで実践的な技術が身につく内容でした。
出来る限り痛みや腫れが出にくく、治りが早くなる技術も教授していただきました!
講師の先生の天然歯を残す事への情熱が伝わってくる内容でした。

歯周外科の適応の絶対条件として
「徹底したブラッシングによる炎症のコントロール」がされている事が必要となります
これは治療が終わった後でも同じです。
歯周病治療は患者さんの協力なしには成り立たないのです。
その上で、外科処置によってより良い環境を作る事が必要なケースもあります。
もちろん、事前にしっかりと説明させていただいた上で、同意を得られた場合のみ治療に入らせていただきます。
今回学んだことを生かし、1本でも多くの歯を救うことのできる歯科医師になろうと決意しました!