勝沼歯科医院からの情報発信紙 “BIOバイオ”
口のケアが体の健康につながる!?
みなさん、こんにちは。
いよいよ秋らしくなって来ましたね。2014年も残りわずかとなってまいりました。
みなさんはどんな一年を送られましたか?
年の瀬を迎えるにあたり、いつも以上に忙しい方、急な予定が入ることも多くなることでしょう。
身体的にも精神的にも疲れが溜まりやすいこの時期は、体の免疫力が落ちることで、体調を崩すことが少なくありません。
口の中に関してもそれは同じで、実際年末近くになると、普段以上に急患さんが来院されます。
「こんな忙しい時期に、勘弁して!」という経験をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな不安を解消する方法が・・・
実は身近にあったのです!!
口腔ケアがインフルエンザ予防にも繋がる!?
2003年~2004年冬季にひとつの調査が行われました。それは、「適切な口腔ケアがインフルエンザの発症にどのような影響を及ぼすか」ということについてです。
その結果、適切なケアを行っている人のインフルエンザの発症率はそうでない人と比べ、10分の1程度だったという驚きの結果が出ました。
初めてそれを知ったとき、「ワクチンを打つよりもよっぽど確実で、効果のある方法がこんな身近にあったんだ!」と驚くと同時に、口腔ケアの大切さを改めて実感しました。
命の入り口
口は命の入り口と言われています。
生きることに必要な“食べる”ために、口は非常に重要な役割を果たしております。
しかし、それと同時に細菌やウイルスも、口を通じて体内に入り込んでくる事が非常に多いということを
知っておかねばなりません。
「手洗いうがい」が大切なのも、すべて“口”を通しての感染を防ぐためです。
口腔内のケアが不十分であると、口の中の細菌が増え、外部から進入してきた細菌やウイルスの感染・増殖
の手助けをします。
反対にケアを十分に行い、細菌の数を減らすことが出来れば、外部からの感染を抑えることに繋がるのです。
口腔内の細菌が、実は他にも様々な病気と関連しているということが解明されてきています。
高齢者の誤嚥性肺炎は、口腔ケアを行うことで40%発症率を減少させることができます。逆にケアが不十分であると呼吸器や心臓の疾患のリスクになります。
また妊婦さんの歯周病は早産や低体重時出産のリスクを7.5~7.9倍にするという研究結果も出ております。
口の中の環境が、こんなにも全身に影響するのですね。
そして、もう一つ忘れてはならない大切なこと・・・
それは、からだを良い状態で保つということです。
規則正しい生活をする。
大切だとは思いながらも、何かと忙しいと思うことが多くなった現代では、忘れがちかもしれませんね。
でも、本当にこれが大切なのです!特に忙しい方に程、効果は抜群です。
姿勢を正して生活する。
適度に歩く。
こういうことが健康な心身を維持するためにとても大切なのです。
この話にご興味のある方は、診療の際お気軽にお尋ねください。
口や歯も身体の大切な一部です。
私たちは、今痛いその歯を治療するだけではなく、通院してくださる患者さんに、口を通じて今以上に元気で健康になっていただきたいと本気で考えております。
2014年の残りの日々も、よろしくお願いたします。
~当院からのお願い~
当院では、皆様お一人お一人の時間を大切にするため、予約制を取っております。
ご予約の変更は、前日までにお電話でお知らせくださいますよう、お願い致します。
なおご連絡なくお休みされた際には、予約がとりにくくなることがあります。
予めご了承下さい。
お約束した時間に充実した診療ができますように、ご協力のほどお願い申し上げます。