歯茎が下がった時に気をつけたいこと

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の白田です。

 

 

 

気温が下がって、急に寒くなりましたね。

気温が下がると、体調を崩しやすくなります。

温かい服装や免疫を高めるような生活習慣を心がけて、体調がくずれないようにしていきましょう。

 

 

 

 

みなさんの歯には根っこがみえているところはありますか?

年が進んでくると、歯の根っこの部分は見えやすくなりますが、そこの部分はむし歯になりやすく、進行も速いところになります。

 

 

なぜかというと、歯の構造によってむし歯になりやすいところと、なりにくいところがあるからです。

歯を大きく二つに分けると、歯の頭の見える部分と、見えない歯ぐきで覆われているところに分かれます。

 

歯の頭の見える部分は、周りの刺激から守るために硬い組織で覆われています。

逆に歯ぐきに覆われているところは、周りの刺激から守る必要がないので、硬い組織で覆われていません。周りからの刺激に弱いところになります。

 

 

そのため、なんらかの原因で歯茎が下がって歯の根っこのところが見えてくると、虫歯菌がだす酸にとけやすいため、虫歯になりやすく、進行も早い状態になります。しみの症状もでやすいです。

 

 

また、お年をめされてくると、持病をもち、お薬を服用する方が多くなります。

そうなると、お薬の副作用で、唾液の分泌が少なくなる場合があります。

 

唾液は、虫歯菌が作った酸を中和したり、酸によって溶けた歯を元に戻す力をもっています。

その唾液が少なくなると、今まで歯の根っこにむし歯が出来なかった方でも、急にむし歯になることもあります。

 

 

歯ぐきが下がらなければ、そこがむし歯になる可能性は低くなります。

歯ぐきが下がらないようにご自身で気をつけることとしては、まず、歯ブラシの力加減や角度です。

歯ブラシを歯に対して斜めに当てたり、力加減が大きかったりすると、歯ぐきに負担がかかって歯茎が下がりやすいです。

 

 

また、歯茎が下がっていても、下がっていなくても、歯周病になると歯ぐきが下がりやすくなります。

 

歯周病の大きな原因は歯垢がついていることです。

歯ブラシや他の清掃器具でしっかりと、歯垢を落としましょう。

 

ただ、ご自身の力だけで、歯垢を完璧に落とすのはどんな方でも難しいです。

そのため、定期的に歯医者さんにきて、クリーニングでお口の中を綺麗にしたり、歯ブラシの当て方を確認するのがおすすめです。