マタニティー歯科について☆ その3

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の勝沼隆之です。

 

雨の日が多いこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

昨日は七夕でしたが、みなさん願い事はされましたか?

 

さて、早速ですが本日もマタニティー歯科について、書かせていただきたいと思います。

今回は妊娠中に罹りやすい病気、その2です。

 

2.う蝕(むし歯)

 

妊娠中はホルモンバランスが変化する、ということを前回お話しさせていただきました。

何故ホルモンバランスが変化するのかというと、妊娠中はこれらのホルモンを生成する内分泌腺の機能自体が変化するからです。

そしてこの内分泌腺の機能の変化は、唾液の質や口腔内のpHにも影響を与えることがあります。

唾液には緩衝能という、いわばむし歯原因菌が産生する酸の影響で溶けかけた歯に、再びカルシウム等のミネラルを供給し元の状態に戻す能力がありますが、唾液の質が変化し、例えば普段よりもねばねばしたような状態になると、ねばねばした唾液は流れが悪いため、口の中を循環しにくくなります。

粘り気のある唾液は、特に上の一番奥歯や歯の唇側の面には中々行き届きません。

そうすると、歯は普段よりも緩衝能の作用を受けにくいため、酸性に傾いている時間が長くなります。

 

そして、もう一つのむし歯のリスクを高める原因は、食習慣の変化です。

妊娠中は普段と食べ物の嗜好が変わることが多々あります。

また、つわりで食べられるものが限られてしまったり、まとめて沢山食べられないために、その分食事や間食の回数が増加するということもあります。

普段より糖を摂取する頻度は増加傾向になり、その一方でつわりで気持ちが悪く、まともに歯磨きのできない日が続くことも決して珍しくありません。

 

これらの理由より、妊娠中はむし歯のリスクが増大することがあります。

 

 

と、ここまで病気のリスクが向上するという話をさせていただきましたが・・・

こればかりは何かをすれば変えられるというものではありません。

 

ですからあまり、ネガティブに考過ぎないでもらえたらと私は思います。

 

もしつわりがひどい場合、

一日の中に比較的楽な時間帯があれば、

その時間帯に余裕があれば一度歯みがきすることを試みてください。

 

奥歯までできなければ、

前歯だけでも構いません。

 

裏側(舌側)が気持ち悪ければ、

表側(唇側)だけでも十分です。

 

もしいつもの歯ブラシでは磨きが困難であれば、

子供用の小さな歯ブラシを試してみるのも良いかもしれません。

歯間ブラシだけ、なんて日があっても全然OKです。

 

100%を目指さないでも大丈夫です。

出来ることを、出来る時にしてください。

 

そして、もし体調が比較的落ち着いている時期があるならば、その時期に是非一度歯科受診をされてください。

 

出産後は、また生活が一変します。

体調が元通りになったとしても、歯科受診できるチャンスは減ってしまうかもしれません。

 

それらも考慮したうえで、可能であれば妊娠中の歯科受診をお勧めいたします。

 

その際、心配なこと、不安なこと、疑問なこと、がございましたら、何なりとお申し付けください。

歯科関連のことでしたら、何でもお答えいたします☆

 

それでは、雨の日が続きますが、今月も楽しく過ごしましょう!!