フッ素塗布

 

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の増田です。

 

 

定期検診に移行する際、定期的にフッ素塗布を行なう事をお勧めしています。

では、フッ素にはどのような効果があるのでしょうか?

 

 

虫歯になる原因に対して、フッ素塗布の以下のような働きが、「歯」と「お口の中の細菌」に作用し、虫歯になりにくくする効果があるとされています。

 

1.再石灰化を促進させる
2. 歯の質を強化し、酸に溶けにくい歯を作る
3. 虫歯菌の酸の生成を抑える

 

永久歯にもフッ素塗布の効果は期待できますが、「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」は特に、歯の質が弱く虫歯になりやすいため、フッ素塗布を行なうのが効果的です。

 

 

塗布の必要な回数はお口の状態によって異なりますが、1年に2~4回の塗布を継続することで20~40%程度の虫歯の予防効果があるとされています。

 

塗布の方法は「歯面塗布法」、「トレー法」の2つを当院では実施しています。

 

【歯面塗布法】
丸めた綿や歯ブラシにフッ化物を浸して、歯1本ずつにフッ素を塗る方法です。

歯ブラシで塗布する方が、歯と歯の間までフッ素を塗ることができます。

検診の際、フッ素塗布にご希望があれば是非歯ブラシをご持参下さい。

 

【トレー法】
スポンジでできたトレー(マウスピース)にフッ素を乗せたものを口にくわえて、3分間くわえたままフッ素を浸透させる方法です。

トレーを一定時間くわえることに耐えられるお子様を対象に行ないます。

 

 

フッ素を塗っても、歯磨きがきちんとできていない場合や、食事をダラダラと食べ続ける習慣がある場合には虫歯になる可能性がありますので注意しましょう。

 

虫歯は「歯の質が元から弱いかどうか」、「お口の中に細菌が多いかどうか」、「糖分の取り方」、「食べ物が口の中に停滞する時間」が重なることによって発生します。

 

フッ素を使用することで、歯の質の問題と虫歯菌に対する抵抗性を強化することができ、それに加えて食事の回数や間食の時間を決めること、適切なブラッシングをきちんと行い続けることにより、はじめて虫歯予防に繋がるのです。

 

 

勝沼歯科医院ではフッ素塗布は保険適応外の為、1回塗布するごとに1000円かかります。

 

お子様の場合、15歳(中学生)まではキッズクラブに入会されている方は500円で塗布することができます。

 

 

今まで検診の際にフッ素塗布を行なっていなかった方でも、いつでも塗布を行なうことができますので、詳しくはスタッフにご相談下さい。

 

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