妊娠中のお口の中

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の川口です。

気がつけばもう年末です。
あっという間の一年でしたね。
皆さんは、今年どんな一年でしたか?
しっかりと振り返りの時間を作って、新年を迎える準備をしておきましょう!

さて本題に入ります。
今回は妊娠中のお口の中の状態についてお話ししていきます。
まず妊婦さんとはどんな女性のことをいっているのか知っていますか?
妊婦さんは妊娠期および授乳期を含む出産前後の女性のことをいいます。
児童福祉法・母子保健法上では妊婦〜出産後一年以内を
さしています。

ではお口の中はどのような特徴があるのかお話ししていきます。

・ホルモンバランスの変化(エストロゲン・プロゲステロンの増加)
・食事内容、回数の変化
・歯周病、むし歯が発症しやすい
・つわりによって歯磨きが行いにくい→お口の中の清掃が不十分
・口内炎ができやすい→出産後には軽減、消失する場合も多い

このようなことがあげられます。

これらの特徴に対してご自身でできる対策はいくつかあります。

・妊娠初期のつわりの時期は、無理をせずにお口の中の清潔を保つことが大切です。歯ブラシを小さいものに変えてあげたりなんかも良いでしょう。具体的にどのような歯ブラシを使っていいか分からない、どのように磨けば良いのか分からない、という方は気軽に先生や歯科衛生士にご相談ください。

・うがいを頻繁に行う

・バランスのよい食事摂取を心がける。
妊娠期の体重は10キロ前後増加します。胎児への鉄の供給が優先されるため、鉄欠乏貧血になりやいので、たんぱく質・脂質・カルシウム・鉄・ビタミンなどさまざまな栄養素を十分に摂取する必要がある。

・歯科検診をうける。治療については妊娠初期・後期の場合は応急処置にとどめ、中期(安定期)に通常の治療をすすめる

・妊娠後期には出産後の乳幼児の歯科受診をうける

・飲酒喫煙習慣のある方は、禁酒禁煙をする。
タバコのニコチンは血管を収縮させ、胎盤への血流を減少させることなどから、低体重時が生まれることが多い。アルコールは胎盤を通して胎児に移行することがある。

いろいろな情報を提供させていただきましたが、少しでもお分かりいただけたでしょうか?

母子ともに健康が第一です。
私たちはそのお手伝いを少しでもできたらと思っています。
今妊娠中の方や、これからを考えている方、不安に思ったことがあれば何でも気軽にご相談ください!

勝沼歯科医院でお待ちしております。