マイクロスコープとは

マイクロスコープとは顕微鏡のことです。
歯科診療で用いる顕微鏡を歯科用マイクロスコープと呼んでいます。
口の中は暗く狭く、部位によってはとても見づらいことがあります。そのため肉眼での治療には限界がありますが、これを克服したのがマイクロスコープです。
マイクロスコープを使うことで肉眼の4倍から21倍の高倍率で、さらに口の中を明るく照らした状態で診療する事ができます。
最近では医療ドラマや医療ドキュメンタリー番組でも見かけることが多いですが、1990年代から歯科でも実用化されるようになりました。
とはいえ、日本での普及はまだまだ一般的ではなく、現在でも、全国の歯科医院でマイクロスコープが設置されている医院は、いまだ2〜3%というのが現状です。

「見えない治療」から「見える治療」へ

歯や歯の周りの組織の構造はとても複雑です。その上口の中は暗く狭く、治療器具の入る範囲や視野の範囲には制限があります。
そこに病気ができたとき、肉眼での治療には限界がありました。見えない部分は経験や勘、それをレントゲンのデータ等で補いながら治療するしかありませんでした。
マイクロスコープを使うことで肉眼の21倍まで拡大して診ることができるため、より正確でより精密に、そしてより安全に治療が行えるようになりました。

治療でのマイクロスコープの応用

マイクロスコープは歯科治療の中でも様々な分野で応用する事が可能です。

根管こんかん治療(歯の神経が入っている根の管の治療)

歯の神経が入っている根管、根管はとても細く複雑な形をしています。
肉眼では細い根管の中を見ることが出来ません。また根管周囲に亀裂が入り、それが病気の原因になっている場合もありますが、それも肉眼で見つけるのには限界があります。マイクロスコープを使うことで、根管周囲の状態をより正確に把握出来るようになり、より確実な結果を得る事ができます。
その結果、再治療のリスクを減らすことになり、それが歯の寿命を延ばすことにも繋がります。

むし歯治療

マイクロスコープを使うことで、小さなむし歯の発見が可能となります。またマイクロスコープを使いながら削ることで、むし歯の部分だけを取り除くことが可能となり、歯を削りすぎることが無くなります。

審美歯科

マイクロスコープを使うことで、より高い精密な治療を行うことが可能となります。
勝沼歯科医院と提携している歯科技工士もマイクロスコープを使用して補綴物を作成しておりますので、非常に高い精度の被せ物を作る事ができます。
その結果、被せ物や詰め物が長持ちすることにつながります。

勝沼歯科医院ではマイクロスコープ以外にもルーペ(拡大鏡)を用いております。
ルーペはマイクロスコープほどの高倍率ではありませんが(2.5〜10倍)、機動性に優れております。

全ての歯科医師、歯科衛生士がケースに合わせてマイクロスコープとルーペを使用し、診療を行っております。