みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の川口です。

 

台風もさり、晴れて厳しい暑さが続いていますね。

みなさんこまめに水分補給をして、体調管理には十分気をつけてくださいね。

 

夏は暑さのせいで、ついつい冷たいものを食べたくなる季節です。

アイスや冷たい麦茶などを飲んだとき、キーンと歯がしみた、などの経験はありませんか？

それはきっとみなさん一度は耳にしたことのある、知覚過敏かもしれません。

正式には象牙質知覚過敏症と言います。

 

症状としては、歯の1番外側を覆っている部分がなんらかの原因で欠損し、歯の神経に近い象牙質という部分が露出したとき、

冷たい風が当たる

冷たい水を飲む

歯ブラシなどが当たる

などにより、むし歯がなくても一過性に痛みを訴える疾患のことをいいます。

その痛みはすぐに消失します。

そして歯と歯茎の間に多く認められる疾患です。

 

では象牙質知覚過敏症になってしまう原因は何なのでしょうか。

大きく分けて原因は３つあります。

１ 歯と歯茎の間における歯ブラシの謝った使

用(ブラッシング圧が強く横磨きをする)

２ きわめて強い噛み合わせがある場合

歯ぎしりがある場合

３ 歯茎の下がり

 

象牙質知覚過敏症に対しての処置は、家庭でできることと、歯科医院で行えることがそれぞれあります。

 

家庭でできることは、まず不適切なブラッシングを改善することです。

ついついブラッシングで力が入りすぎてしまったり、謝った糸磨きや歯間ブラシの使い方でも歯は削れてしまいます。

力と動かし方に注意して磨くようにしましょう。

また清掃用具のサイズの選択にも気をつけましょう。

 

そして家庭で行えることのもう一つは、象牙質知覚過敏症専用の歯磨き粉を使ってみましょう。

象牙質知覚過敏症専用の歯磨き粉には、乳酸アルミニウム、硝酸カリウムなどの有効成分が含まれています。

どの歯磨き粉を使っていいか分からないという方は、気軽にスタッフにお声がけください。

 

歯科医院で行える処置は、歯を守る装置(スプリント)の装着があげられます。

歯ぎしりや嚙みしめが強い方は、この装置を装着して就寝することで、歯を守ることができます。

 

２つ目は露出した象牙質の内部の小さな空隙を、歯と同じような成分の結晶や、その他様々な物質で閉鎖することで、歯の神経への刺激が遮断され、知覚過敏をなくすことができます。

これは歯科医院で薬物を塗布する方法で、歯磨き粉よりも効果が高く即効性があります。

 

知覚過敏は経験されたことのある方が多い疾患だと思います。

自分はこれに当てはまるかもしれないと感じた方は、ぜひ一度勝沼歯科医院へ足を運んで、自分のお口の中の状態をチェックしてみてはいかがですか。