歯周病と全身の関わり

みなさん、こんにちは。勝沼歯科医院の渡辺です。

今日は歯周病と全身の関わりについてお話します😁

歯周病はプラークを原因とした病気ですが、生活習慣病やホルモンバランスなどの身体の状態、喫煙やストレスなどの生活習慣環境によりその発症進行に大きな影響を受けることがわかってきています。また一方で歯周病の原因になる細菌やそれが原因で生体から作られた物質が全身の病気に大きく影響することも報告されています。 全身の病気が歯周病を悪化させるものとして糖尿病があります。一方で歯周病は糖尿病や心臓・血管系の病気を悪化させます。特に歯周病と糖尿病は双方向の影響が指摘されています。歯周病にかかった妊婦は低体重児早産のリスクがたかくなる事も明らかになってきています。

生活習慣や環境からの影響としては、喫煙習慣、ストレスや過労が歯ぐきの炎症を悪化させることが知られています。女性ホルモンと関係の深い骨粗鬆症は歯周病と関連があると言われています。また年齢ととも嚥下機能と抵抗力が低下するために、口からものを飲み込むときに、お口の中の菌が知らないうちに機関から肺炎に流れ込み肺炎にかかる危険性が高まることがわかっています。

歯周病の予防には、生活習慣を含めた生活の見直しと日常のお口のケア、特に歯間部の清掃が大切です。