勝沼歯科医院の小児歯科

初めての場所、初めての歯医者さん…
きっと私たちが思っている以上に、お子さんたちは不安な気持ちでいることでしょう。
親御さんも過去のご自身の体験から、「歯医者は痛い!嫌なところ」 そんな空気感はお子さんにも伝わります。

勝沼歯科医院では、まずその不安を取り除くことから始めさせていただきます!
ご来院時に記入していただくカウンセリングシートを基に、カウンセリングをさせていただきます。ここでは遠慮はいりません!気になっていること、不安なこと何でもご相談ください!

診療室に入ってからも、いきなり治療には入りません。
初めての場所にまず慣れてもらうところからはじめます。
ライトをつけたり、ミラーを持ってもらったり…

だんだんと慣れてきたら、実際にお口を開けてもらい、器具を入れてみます。
まだ治療はしません。
風をかけたり、お水を出したり、練習をします。

そんな風にステップを踏み、お子さんとの信頼関係が築けてから治療に入ります。

「歯医者に行ったけど、何もしないで終わっちゃった。」
そう感じられるかもしれませんが、お子さんにとっては大きな一歩を踏み出したことになります。
大体のお子さんは2回目3回目になると、頑張って治療まで出来ることが多いです。

もちろん、大きなむし歯で痛みが強い場合や、怪我をして歯が折れてしまっている場合など、治療の緊急性が高い時は、その限りではありません。

また、お子さんに対しても予防中心の診療を行います。
歯みがき指導やフッ素を中心に、むし歯の治療も、できるだけ歯を削らない方法をご提案いたします。

フッ素の効果

フッ素は、歯が硬くなる最中のカルシウムを取り込める時期にとても有効です。
その理由は・・・

1.歯の質を強くする!

歯の表面のエナメル質を構成するハイドロキシアパタイト。乳歯や生えたての永久歯は、まだ未熟で結晶が弱い状態です。その結晶の中にフッ素が入ると結晶が安定し(フルオロアパタイト)、酸により溶けづらくなります。

2.歯の修復をすすめる!

一度溶けてしまったエナメル質が、再び硬くなるのを促す働きがあります(再石灰化)。ただし、これはあくまでむし歯の初期の段階に有効であり、ある程度より進んでしまった虫歯には効果はありません。

3.プラークの生成をおさえる!

細菌の集合体であるプラーク。そのプラークの中にフッ素が停滞し、むし歯菌の働きを邪魔したり、酸を作らせないような働きをします。

フッ素は安全?

フッ素は野菜や果物、小魚などにも含まれる自然界に存在する物質です。
一度に多量摂取すると中毒を起こす危険がありますが、その量はフッ素入りのうがい薬を缶ジュース1本分(500ml缶)くらい一気飲みしなければ影響ありません。

フッ素は何歳から使っていいの?

だいたい上前歯の乳歯が生え始めた頃から始めていただければと思います。
歯科医院にいらしていただいた場合は、普段の生活習慣などとあわせて開始時期の提案をさせて頂きます。

キシリトールの効果

キシリトールは野菜や果物、また人間の体の中にも存在するもので、樫の木など樹木からも採れる成分です。砂糖と同じような甘さを持っています。
キシリトールの優れている点は・・・

1.むし歯の原因にならない!

砂糖のように甘いキシリトールですが、むし歯菌はキシリトールからは歯を溶かす酸を作ることが出来ません。そのため、摂取してもむし歯の原因になりません。

2.むし歯の発生・進行を防ぐ!

むし歯の原因となるプラーク(細菌の集合体)の量や付着性を減少させます。また、むし歯菌(ミュータンス菌)が増えることを防ぐとも言われています。
またガムやタブレットでキシリトールをとる場合、唾液の分泌が促され、その結果、唾液に含まれるカルシウム、リン酸が歯の再石灰化に作用します。

3.キシリトールは安全!

キシリトールは厚生労働省が食品添加物として使用することを許可しており、体内に取り込んでも安全ということが証明されています。

効果があるのは100%キシリトールだけ!

よく市販のガムや飴にも、“キシリトール配合”と書かれているものがありますが、キシリトール以外の甘味料(砂糖や水あめ)が含まれているものでは、効果は得られませんし、食べた後歯みがきをしなければむし歯の原因となります。
歯科医院専用のキシリトール食品はキシリトールが100%ですので、歯みがきの後に食べても大丈夫!むし歯の原因になりません!

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