噛むことの大切さ

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の山崎です。

10月に入り、少しずつ秋らしい気候になってきましたね!

秋といえば食欲の秋と言われていますが、秋の食べ物は美味しいものがたくさんあるのでつい、食べすぎてしまいますよね(^_^)

ということで、今回は噛むことの大切さについてお話したいと思います。

 

よく噛むことは、単に食べ物を体に取り入れるだけではなく、全身を活性化させるために重要な働きをしているのです。

「8020運動」を国民運動としてさらに発展させていくために設立された「8020推進財団」は”噛む8大効果“を社会広く伝わるように「ひみこの歯がいーぜ」という標語をつくり、噛むことの大切さを呼びかけています。

ひ:肥満を防ぐ

み:味覚の発達

こ:言葉の発音がしっかり

の:脳の発達

は:歯の病気を防ぐ

が:ガンを防ぐ

い:胃腸の働きを促進させる

ぜ:全身の体力向上と全力投球

という標語がつくられています。

噛むことで食べ物の味や食感、さまざまな感覚情報が脳に伝わり、脳が活性化します。

よく噛むことで、脳の思考や学習等をつかさどる部位も活性化し、高齢者の記憶や認知機能が維持・向上するという研究結果も出ています。

また、食べ物を噛むことにより神経系ホルモンが働き、ホルモンが脳の視床下部にある満腹中枢に届くと、満腹信号となり満足感が得られます。

よく噛むことによって、より少ない量で満腹感を得られることが分かり、食べ過ぎによる肥満予防や生活習慣病の予防にも繋がります。

みなさん、食べ物はよく噛んで食べてくださいね☆